煙突のメンテナンス方法
シーズンオフに行っておくこと
最も大掛かりなのは煙突内部の清掃です。
室外の開口部分から、長手の煙突ブラシを使い、内部についた煤などをしっかりと取り除きます。
外部からブラシを入れる場合、室内側に汚れが落ちるため、ストーブの蓋部分をしっかりと閉じておく、室内側の煙突を部分的に取り外した場合は、残っている煙突の端部分にビニール袋などを取付け、落ちた汚れを受けれるようにしておくと良いでしょう。
ネバネバしたクレオソートが付着している場合は、専用のリムーバーを使い、しっかり落としておくと、次回以降の清掃を楽にし、煙突火災も防げます。
他にも、ガスケット(ドアやダンパーについたパッキンのようなもの)が劣化していれば付け替え、錆びが発生していれば、その除去などを行い、不具合箇所が無いか細かくチェックしておくと便利です。
不安な箇所があれば修繕、部品交換を行っておきましょう。
日々チェックしたいメンテナンスポイント
燃焼室には薪を燃やした後に灰が残ります。
溜まりすぎると空気の通り道をふさいでしまうことがあります。
そうすると不完全燃焼などを起こしてしまう恐れがありますので、こまめに状態をチェックし、必要に応じて除去するようにしましょう。
空気がどこから入ってきているかは説明書で確認しておくとスムーズです。
扉についているガラスは、正しい使い方をしていればさほど汚れません。
しかし、毎日拭き掃除が必要なほど汚れが目立つようならば、薪の乾燥が足りず、燃焼がうまくいっていない場合があります。
薪の乾燥は木材の伐採時期や種類によって異なり、冬に伐採したものなら半年ほど、広葉樹なら1年、水分を多く含む春~秋に伐採されたものであれば2年ほど必要だそうです。
水分が残った状態で燃焼させると、煤を多く発生させることになるので、乾燥期間も配慮するよう心がけましょう。